〓バチあたり其の二〓
2014-09-11 Thu 12:35



前回のつづき。。。



再度、顔についた血を拭き取ろうとしたときにようやく理解した

顔にぶつかってきたのは・・・

紛れもなくオラのクランクだった



顔にひっついたクランクを恐る恐る引張ると血が噴出する感触が…

痺れていたのか、若干遅れて左目の下に激痛が走る

もう背後の靄なんてどうでも良い

正体不明な存在への恐怖心より、顔にフックが刺さった事に気が動転したのだ



ラインを歯で噛みきって急いで車に戻り、車のサイドミラーで怪我の状況を見て改めて愕然とした

左目の下瞼にフロントフックの2本が刺さっているやんけっ!



最悪な事に2本のフックポイントは皮膚上に貫通して出ておらず、眼の奥に深々と刺さっていたのだ・・・

「やべぇ これ絶対に自分で抜けねぇぞ・・・」

一気に血圧が下がり一瞬気が遠くなってひっくり返ったが、気合で気を持ち直し運転席に座った



でも、どうしても腑に落ちない・・・

ハードベイトで魚を掛けたときは左斜め下へティップを向けてロッドを構えながらファイトするのがオラのクセなんだ

掛かりが浅くフックオフして自分にクランクが飛んできた事なんて一度も無かった

フックオフしてベイトがぶっ飛んできても、殆んどが体の左横か左頭上を越えていくのだ



ましてや使っていたロッドはセブンフッターだったし、自分にクランクが当る要素なんてロッドを縦方向に捌いていない限りあり得ない筈だ

事態と原因に混乱しながらも左目にフックが刺さっている事は事実



もしかして失明か…

そんなことを考えながら病院の救急へ向かった



病院に到着して直ぐに診察を受ける

医師はフックポイントが眼球にどれほどのダメージを与えているか判断つかないようだった

頭部のレントゲンを多方向から撮影され再度診察を受ける

幸いなことに突き刺さったフックは、本当に薄皮一枚で眼球を回避してるようだ



ただ眼の奥の骨に2本のフックポイントが食い込んでいるらしく、引き抜く際にバーブで眼球を傷める可能性があった

そして傷口が眼球に近いこともあってピンポイントで麻酔を打つことも出来ないという

オラは完全にまな板の鯉状態なので、医師に好きにやって下さいと伝えた



そして緊急手術が始まった

念のため目からやや離れた場所へ効き目の薄い麻酔をうってもらい、フック周りをメスでザクザク切開される

ドバドバと血が噴出し、看護士が流血をバキュームで吸い取る

そして器具で無理矢理傷口を開かれれフックをグリグリを捻りまわされる

オラは気が遠くなるような激痛にひたすら耐えるしかなかった



いつの間にかもう1人の医師が助っ人で来ていた

2人の医師はオラに聞こえないようにコソコソと会話をしていたが実は聞こえていたんだ



A医師「どうする?全然外れねぇーぞ これ?」

B医師「まずは針を切断したほうが良いな」

A医師「いや、試したけど全然切れないんだよ」



B医師「回転カッターじゃダメだったのか?」

A医師「試したけど全然歯が立たなかったよ」



このときほどヘビーワイヤーフックを使っていたことを後悔したことは無い・・・



A医師「どうしよっか?」

B医師「無理やり引き抜くか、もしくは・・・」



A医師「他に何かあるのか?」

B医師「眼球を無理やり寄せ、て骨を中部から削って針を取り出すか・・・」



ゾォォォーーーーー 怖ぇぇぇーーーー


あのー全部聞こえているんですけどw



結局、運任せでプライヤーで2本のフックを1本づつ伸ばしながら引き抜いたんだ

もちろんバーブは眼球に向かないように反転状態に捻られていたけどな(捻るときが痛かった…)



「ブチブチブチ!」嫌な音が頭に響く

「ああ、バスもこういう思いをしているのかな?」そんな風に考えていたんだ



そして無事にフックの摘出が成功したその後、切開後の皮膚というか肉は当然麻酔無しで縫合された

切られる方が痛かったので全然屁だったね



その後の傷の経過は良く、傷口も今は殆んど目立たない

しかし、いまもってあの状況でクランクが顔にヒットしたことが信じられない

それとあの靄の存在も・・・(怪我に驚いてしばらく忘れかけていたけどな)



ただゴミを棄てまくる馬鹿野郎にバチが当ったことと、眼球に被害が無かったことが奇跡的だったことは事実

あの靄は水辺に奉られている神さんか何かだったのだろうか?

奇跡的に眼球をフックでエグらずに済んだのは、ささやかな配慮があったのでは?と感じている



それ以降、水辺に限らずゴミは一切棄てることはないし、釣りで水辺に訪れる時にはお神酒を持参して「遊ばせて頂ます」とお願いするようになった

以前からブログを読んでくれている読者さんは、時おり記事にお神酒が出てくるのを覚えているかと思う



信心深くなったのはこの事件が元であり、自然に対する畏怖の念を持つ様になったんだ

いつも大自然のなかで遊ばせてもらっている釣り人は、正しく自然を畏れなければならないと感じている

こちらは遊びでも対象魚にしてみれば生死を分かつぐらいの大問題だしね



もし神様が本当にいたら人間が遊びで殺生する(可能性がある)ことを快く思う訳が無い

それでも少なくとも自然に対して感謝しながら遊ばせて頂いているという心境でいれば間違いないんじゃないかと思っている



そして、この記事を読んでいる読者さんに「釣りへ行く際は、水辺へお神酒を奉納して祈願しなさい!」なんてゴリ押しするつもりは更々無い

ただ釣り人のひとりとして、大自然への感謝と畏怖の念を忘れずに持っていて欲しいと思うだけなんだ



「バチあたり」 お・わ・り(実話)


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〓バチあたり其の一〓
2014-09-10 Wed 21:00


どもっ



以前に書いた記事で触れた、思いっきり手厳しいバチが当ったときの話し

生涯もっとも恐ろしい思いした体験のひとつ



実は他の人には話していないんだよねー

もちろん家族にも本当のことは未だに明かしていないしw

書くか書くまいか悩んだが結局書く事にしたよ



随分前のことなんだけどね

会社帰りにナイトバッシングしに通っていた野池というか用水池があったんだ

短時間でも1500~1800gクラスのバスが結構釣れた

まれにUPなんかも出るんで良く行っていたんだよね



今でこそフィールドには絶対にゴミは棄てないし、水辺に限らずゴミが落ちていたら積極的に拾うほど更正したオラだけどね

当時は辺りかまわずガンガン棄てる大馬鹿だったんだ(特に煙草の吸殻)



当時釣りでつるんでいた仲間達からは「お前がどこのポイントで釣っているか全部判るぞ!」と豪語されるほどにねw

釣りをしている間にチェーンスモーカーと化するオラが棄てる大量の吸殻を辿れば、オラのシークレットポイントを容易に知る事が出来たそうだ



そしてある夜、ひとりでナイトをやっていた

その日の当りパターンは、護岸から沖の30m先にあるインビジブルポイント

水深3mほどの旧チャネルに高さ1.5mロックハンプがある複合ポイントで、その日は多くの魚をストックしていたみたい

そのハンプにミッドダイバークランクを当ててリアクションで喰わせるという王道のパターンだね

いつものようにプカプカ煙草を吸いながら釣りをしていたんだよ



この夜も、そこそこのサイズが飽きない程度に釣れ続いた

あるとき不意に

「パキンッ!

と背後に音がしただけど振り返れなかったんだよね



殆どというか、ほぼ見えないし感じないし聞こえないオラなんだけど

過去の経験から乾いた硬いモノが折れるような音がしたときは警戒しなければいけないという思いに駆られるんだ



幸い金縛りにはなっていないし、じっとしているのも怖い

背中に視線が刺さる感じを受けつつも再度クランクをキャストした

一発でハンプの良い所を捉えたクランクが反転した瞬間、当然のようにバイトがあった



横方向へスウィープ気味にゆっくりと力強くフッキング!

がっちりとフックが貫通した手応えが十分伝わってくる

暫くファイトしていると。。。

また背後で「パキンッ!」と小さな音がした



ファイト中で興奮していたのか、絶対に振り返ってはいけないと思っていたのに反射的に左後ろを見てしまった

目の前1mぐらいのところに、ぼんやりとした靄がそこにあった…

まるで映画プレデターの姿が見えなくなるテクノロジーみたいな感じ



「何これ?」

その瞬間「クンッ!」張り詰めていたラインテンションが消えた

そして瞬間的に水辺の方向へ振り向いたオラの左頬に「ドンッ!」という衝撃が走った



「え゛っ!?」



小鳥か大型昆虫でもでも顔にぶつかったのかと思う衝撃に加え、生温かい液体がドロドロと頬を伝う

何事かと思い頬を流れる液体を手で拭いながらライトを点けると・・・



それは真っ赤な鮮血だったんだ。。。



長いのでつづく。。。


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〓秋田美人考〓
2014-03-23 Sun 21:00



どもっ



3連休をフルに使っての引っ越しも無事に終わりまして、何だかんだで1,500キロの単独走破となりました

まあ色々と観光も兼ねましたけど。。。



さて、最近はウ○コネタばっかでしたが趣向を変えますwww

タイトルの件について他方の方からたまに聞かれるんですけど。。。



ぶっちゃけ本当ですっ!(断言)



若いころに関東(東京、横浜、茨城)で住んでいてね

事情で秋田へ戻ってきた際に本気で思いましたね

ということで秋田美人について薄~く軽~く考察してみますwww



その発端は、先日の友人との談笑中にふとした事から当地秋田人の目の色の話になりましてね

なぜか秋田には「緑」とか「青灰」の瞳の人が居るよな?

みたいな話し



もちろん外人さんとかハーフさんの話ではなく、ネイティブ・アキタニアンの瞳の話しね

珍しいところではグレーとグリーンのオッドアイの人もいたな



しかもそういう瞳の色が違う方は、男女問わず、例外無く肌の色が白いのね

そんな人が1クラス毎に数人ぐらいの割合で居たんですわ



女性で分かりやすく例えるなら秋田市出身の「佐々木希」系の人







若干白人っぽいけど顔の掘りがナローで薄い感じ



同じ秋田人でも由利本荘市出身の「加藤夏希」がいるが、この手の濃い系のエキゾチックなタイプは秋田では逆に珍しい







当地に隣接する横手市出身の「壇蜜」にいたっては、秋田美人の範疇ではないと断言するwww







ほんで同居しているウチの義父も白人っぽい系統の瞳の色が違う人だったりするのね

瞳が「ライトグリーン」「アッシュグレー」の中間色って感じで色白

ちなみに義父と容姿が似ている嫁の瞳は普通に「薄茶」ですけどwww

まあ肌は白いけどね



ついでにウチの子供達も長女と長男は嫁(義父から)のDNAが色濃く、周囲の友人からは白人の血が入っていると本気で思われているらしい

れっきとしたバリバリの日本人だけどw

ちなみに次女は、オラのDNAそのままで直球の純和風顔



むかしテレビで放映していたんだけど。。。

全国的に色白な人が多い秋田人でも特に色白の人が密集しているのが、秋田県南から県中央にかけて流れる雄物川流域(当地も含まれる)に住む人らしい

学者さんの調査でも某化粧品メーカーの調査でも同様の結果が出た



何か理由があるね これ

で、少々ググってみた



ほんで見つけたのが。。。

人間にはJCV(ヒトポリオーマウイルス)という母から子へ感染するウィルスの型があるらしい

祖先から子孫へほぼ変異せずに受け継がれることから、その人種固有のJCVを鍵に人類がどのように移動、分布、混合して行ったのかが分かる、というもの



そこで日本人のJCVを調べると、東日本には中国大陸を源とする旧朝鮮人(現在の朝鮮人とは違う種族)や一部中南米(これも不思議!)に多い「MY亜型」が多く、西日本では日本特有の「CY亜型」が多いという

ところが興味深いことに東日本の日本海側にだけ、日本人では非常に稀なヨーロッパに分布する白人特有の「EU亜型」を持つ人が極めてまばらに分布しているという

その日本では稀な「EU亜型」の分布域のなかでも保有割合が17%と突出して集中しているというのが秋田

むしろ日本での「EU亜型」保有者は、秋田を中心に多く、それが日本海側の隣県に緩やかにまばらに分布しているといえるのかも知れない



まあ、そんな感じで近年の研究をみると、やはり秋田美人=先住日本人と白人渡来人との交配種という図式が見えてきますな

それを裏付けるように秋田県固有種である「秋田犬」の血液型を調べると欧州固有種と同属であるみたい

「秋田犬」は、死去した飼い主を渋谷駅で7年も待ち続けた「忠犬ハチ公」で有名だね







写真の手前の和犬は、ロシアのプーチン大統領へ贈られた秋田犬の「ゆめ」



日本国内の固有犬種で欧州固有種の血液型を保有するのは、「秋田犬」と「北海道犬の一部」だけみたい

やはり秋田美人の祖先は、ヨーロッパ地方から犬(秋田犬の祖先)を引き連れて秋田の雄物川河口へ渡来し、川を上るように遺伝子が拡散して行ったと考えられますね

その渡来人の特徴を受け継ぐ女性が現在でも雄物川流域沿いに居るってワケね







上の写真の方は60年前に撮影されたネイティブ・アキタニアンの女性(現大仙市にて撮影)

地元アキタニアンのオラがイメージする秋田美人そのままの女性ですね

どこか白人の血が混ざっている感じがしません?



ちなみに秋田のJC、JKの「身長」と「足の長さ」と「乳のデカさ」の平均は日本一だそうだ

そういう面をみても白人の特徴が現れているのかな?

ちなみにウチの子らは和人系ホビット族(オラのDNA)を半分引き継いだので低身長、短足、ついでにぺチャパイの3重苦www




それにしても何で秋田だけに「EU亜型」が集中するのか?

もっと東日本全域に拡散しても良いのでは?

そんな疑問を抱くかもしれませんね



でも理由は単純明快だす

だってww

深い山脈に囲まれた陸の孤島「超ど田舎秋田」ですもんwww

近代までまともな道が無かったんですもの



いわば人の流動に乏しい鎖国状態のガラパゴスだぜw

そんな訳で「EU亜型」を持つ人々が拡散せずに秋田に留まったと思われますな



かといって秋田は、どこもかしこも美人だらけでは無いっす

「おっ!」と目を引く女性が他地方に比べ少し多いだけです

あまり過剰な期待を持たないで下さいね

(特に源造さんwww)



まあ、これで「京美人」、「博多美人」と並ぶ日本三大美人のひとつ「秋田美人」の謎が分かったような気がしますな

きっと「京美人」については、アメロソムリエ様が考察してくれるはずっ

「博多美人は」ひねもんさんかな?(交流がないけどw)




んじゃ、また



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〓呪文〓
2014-03-20 Thu 20:00


どもっ



空気も読まず再度投下

関東から秋田へ舞い戻ってすぐにボートを購入したオラは嬉しくて嬉しくて

毎週のようにフィールドへ出掛けていたんだ



当時はハチロー全盛期でバカバカ釣れたんだけどね

毎週ハチロー釣行へ行くにはガス代と高速代が痛かった

そこで地元のホームの惨状湖に良く通っていたんだよね



結構標高の高い位置にある惨状湖は、完全に雪が融けるのはGWが明けて5月中旬以降なんだ

丁度そのときも雪解け後の初釣行だった



以前も書いたけど。。。

深夜にフィールドへ着いてランチングしてからひと眠りして

日の出と共にマズメ特攻というのが当時のスタイル



その日も慣例のとおり深夜には準備を終え、日の出を待ち出航

当時の惨状湖は出る数は少ないものの、単発で50UPが釣れていた

「今日もUP釣れるかな」

そんな期待で胸が一杯だった



しかし春の定番「ティンバーランド」では何故か不発

まだシャローに上がり切っていないと判断したオラは

ティンバーランドから北上しブレイクが寄っている岬へと移動した

ディープの越冬場から、この岬を経由してティンバーランド奥のスポーン場へ移動する大型魚がいることを知っていたからだ



「ギュルルルルルウー」



岬まで来ると突如腹痛に見舞われた

普段はキャンプ場(現在閉鎖中)のトイレまで行くんだけど、そんな悠長なことをしている場合ではないほど事態は切迫してきたんだ

緩いバンクから上陸しようとも思ったが、雪解けに伴う増水で切り立った崖しか無い



「これはまずいな…」



タックルボックス内には常時ポケットティッシュを入れている

(いつも腹が痛くなるので…)

「しょうが無えな」



トランサム右舷のコーナーにしゃがみ込んで尻を湖面に突きだし、まさかの脱糞 www

間違ってもデッキのマリンカーペットを汚さないように慎重にことを運んだんだ



すると背後のバンクの辺りから何かが聞こえる





「ボソッ・・・ ボソッ・・・」





耳を澄まして聴き耳を立てるが全然聞き取れない





「コ・・・ ボソッ・・・ソッ・・・」







「ん? 人の声か?」

背後からゆえ良く聞こえない

なんとなくお経か呪文のように聞こえる



その時、一陣の風が吹きボートの位置が動いた

ゆっくりとボートが回転してオラの正面方向にバンクが向いた





「コッ… デ・・・ ・・・ デ ・・・」





どうやらバンクのうえの笹薮から声がしているようだが、風で竹が擦れる音に紛れて良く聞き取れない






「コッ・・・ デ ・・・バ・・ ン・・・ネェ」






「コッタ ド…デ バン・・・デ ネェ」






「コッタ ドゴデ バン・・・デネェ」






もはや呪文にしか聞こえず薄気味が悪い



突如、笹藪が大きく揺れ、呪文が大きく響いたっ









「コッタドゴデ・バンバ・マゲルモンデネェーーー」











ガサガサガサ!

突然竹藪から呪文を唱えながら老婆が飛び出してきたっ!









「コッタドゴデ(こんなところで)」

「バンバ(うんこ)」

「マゲルモンデネェー(するもんじゃねぇ)」









呪文の正体は山菜採りに来ていた地元の婆さんが発する、オラの不作為への戒めの言葉だった…






恥ずかしいやら、情けないやら…





すかさずエレキ全開で逃げ帰ったとさ




とっぴんぱらりのぷぅ~









「呪文」 お・わ・り(実話)



さて。。。明日から次女の引っ越しで3日間東京へ行ってきます





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〓招かざる客〓
2014-03-16 Sun 20:00



どもっ



それは二十歳そこそこ

まだ東京に住んでいた頃の話し



当時のバイト先でよく出張へ行っていたんだ

栃木県小山市にお得意さんがいて月イチぐらいで出張していたな

お得意さんの部長さんに懇意にしてもらっていて、小山へ行くと行きつけの小料理屋で毎回どんちゃん騒ぎで飲み会するのが恒例みたいな

最近はめっきり酒が弱くなったが、当時は日本酒1升なんて楽勝で飲めたんだよ



ほんで小山へ前乗りして恒例の大騒ぎした翌朝

日本酒の二日酔いで頭がガンガンするなか、小山市の外れの地区、ちょうど結城市との境あたりで作業をしたんだ

体調は優れなかったが順調に作業は進んで行った



やがて10時ころに腹の調子が悪くなる

「やっぱ昨夜は調子にのって飲みすぎたな…」

トイレに行きたかったが当時はコンビニも少なく、近くに公衆トイレなんか無い地区だったんだよね

昔からある農家集落が近代化によって住宅街と化したって感じかな?

地主農家みたいな古くて大きな敷地の家が点在するような地区だった



しばらく腹痛に耐えながらも作業をしていたんだけど、もはや限界に近付いてきた

発車口へミリ単位でジリジリとプレシャーが掛かる

「これは車でトイレを探す猶予は無ぇな…」

人間失格の奈落へ堕ちる寸前のオラは、藁をもつかむ勢いで大きな庭木が立派な広い敷地のとある民家へ救済を願うことにした



ピンポ~ン♪

腹痛に耐えながら民家のインターホンを鳴らす



しばらくすると声の低い感情の起伏の無い中年女性が応対したんだ

女性「はい、何の御用ですか?」



ひ「すみません、あの、そとで○○の作業をしている者ですが。。。」

女性「はあ。。。」



ひ「大変申し訳ないのですが、トイレをお借り出来ないでしょうか?」



しばらく考えているのか女性からの返事は遅かった

こちらといえば、もはやミクロン単位まで発射口までブツが迫っている

いやな汗が背中を伝う

(クソッ 無視かよっ!)



やがて女性はインターホン越しにポツリと話した



女性「あの… 大ですか?小ですか?」



やったー!希望が見えてきたっ!



ひ「すみません、大です!」

女性「ダメです!ガチャッ」



間髪入れずにインターホンを切る女性



ひ「…おまえは鬼か(絶望)」



一抹の殺意を抱いたが、もはやバックファイヤーまで一刻の猶予も無いのだ

決断したオラはタキオン並みのスピードで、そのお宅の庭樹の陰へ特攻し、おもむろにズボンを下ろしたっ!



「はあぁっーなんとか人間失格を間逃れた…」

(人んちの庭でクソする時点で人間失格だけどなwww)



そんな安堵の時を噛みしめる様に脱糞していると…



ブロロロロロロ。。。



一台の赤い車が入って来た






「ガチャッ」



車から降りてきたのは、忘れもしない吹石一恵似の美しい若い女性

多分この家の娘だろう



振り向いた娘とおもむろに目が合う

娘「えっ? どっ、どうかなされたんですかっ?」

ひ「あっ、うっ… あ… いや、」

尻も拭かず急いでパンツを上げるオラ



娘「あっ!(察し)」

もちろん弁解の余地は全く無い

そして吹石一恵の氷のような冷たい視線を背に受けながら逃げるように立ち去った







はあぁぁっ! 通報されなくて良かったぜぇ~




いま思い出しても鳥肌が総毛立つ恐怖体験ですたwww







「招かざる客」 お・わ・り(実話)




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